秋の特集記事

メインビジュアル

秋の特集記事

クイチャーフェスティバル 実行委員会

宮古島に来て、踊ったことはありますか。

見るだけじゃなく、一緒に踊れる祭りがあります。毎年11月、2002年から始まったクイチャーフェスティバルは、宮古島市で毎年11月の第1日曜日に開催されます。観客含めると数千人規模が参加する、宮古島の秋の一大イベントです。

クイチャーって、どんな踊り?

「クイ」は声、「チャー」は合わせる、という意味からきています。男女が輪を作り、両手を前後左右に振り、大地を踏みしめ躍り上がるような動作を繰り返します。歌は豊穣を祈る歌、雨乞いの歌、恋人への思いを込めた歌、生活や労働の喜び・苦しみなど多様で、人びとの生活や信仰に深く根ざしています。

楽器を使わず、声と手拍子と足踏みだけで成り立つ踊りです。シンプルだからこそ、誰でもその場で加われる。それがクイチャーの一番の魅力です。

かつてクイチャーは月夜に若者が道路や浜辺で円陣をつくって踊るほど日常に根付いていましたが、18世紀後半には禁止令が出されたこともありました。それでも途絶えることなく今に伝わっているのは、人々がどれだけこの踊りを手放せなかったかの証拠です。

集落の数だけ、クイチャーがある

クイチャーは各集落によって趣が異なり、宮古島の集落の数だけクイチャーがあります。フェスティバルの伝統部門では、各地区の保存会が一堂に集まり、それぞれ踊り継がれてきたクイチャーを披露します。

たとえば池間島のクイチャーは特に個性的です。男性と女性の二重の円で踊り、女性らの優雅でゆったりとした流れるようなクイチャーに対して、男性のクイチャーは荒々しく豪快に大地を蹴り上げます。踊りの後半では突然向きを変えて走り出すという、他地域には類を見ない独特な雰囲気があります。

同じ宮古島でも、集落が違えばこれだけ変わる。その違いを一度に見比べられるのがこのフェスティバルならではです。

創作クイチャーが、また面白い

伝統部門に加えて、創作クイチャーの部門もあります。宮古島警察署の補導員と少年柔道・剣道クラブが、リアルまもるくんと一緒に柔道と剣道の技を取り入れたクイチャーを披露するのはもはやフェスティバルの名物になっています。衣装も振り付けも音楽もアレンジしながら、それでもクイチャーの魂が流れている。この自由さが、伝統芸能の懐の深さを感じさせます。

フィナーレは、みんなで踊る

イベントの中盤とフィナーレで「クイチャー大共演」として、出演者も観客も一体となってクイチャーを踊ります。未経験でも観光客でも関係ありません。クイチャーはとてもシンプルな踊りで、ちゃんとレクチャーの時間もあります。老いも若きも旅人も、みんなで輪になって声を合わせて、手を打ち、足を上げれば、会場の心が一つになっていくのを感じます。

これが、クイチャーフェスティバルに来る理由です。見る祭りじゃなく、参加する祭り。宮古島の11月の夜、輪の中に入ってみてください。

お問い合わせはこちらから

お問い合わせについては
こちらからお願いします。