春の特集記事
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春
トライアスロン 4月19日
1985年に第1回が開催されてから、今年でちょうど40回目。「海・風・太陽(てぃだ) 熱き想い 君を待つ」を統一テーマに掲げるこの大会は、国内最大のロングディスタンス・トライアスロンとして、毎年4月の宮古島に全国からアスリートたちを集めます。
2026年は4月19日(日)に開催され、1,369人の選手が出場しました。
宮古島がまるごとコースになる。
この大会のスケールを一言で表すなら、そうなります。スイム・バイク・ランの合計距離はおよそ168km。宮古島の面積を考えると、ほぼ島全体がレースフィールドです。
スイム 3km
早朝7時、与那覇前浜ビーチから一斉スタート。宮古ブルーと称される透き通った海に、1,000人超の選手が一斉に飛び込む光景は、応援者から見ても圧倒的な迫力があります。制限時間は1時間50分。
バイク 123km
スイムを終えると、宮古島をぐるりと一周するバイクコースへ。伊良部大橋を渡り伊良部島へ、池間大橋で池間島へ、来間大橋で来間島へ。3本の離島大橋を渡りながら宮古ブルーの景色の中を駆け抜けます。風が強い日は向かい風との戦いにもなる、体力と精神力が試されるコースです。制限時間は7時間。
ラン 42.195km(フルマラソン)
バイクを終えた後にフルマラソン。宮古島市陸上競技場を起点に東平安名崎方面へ向かう往復コースです。市街地を通るため、沿道からの声援が最も近く感じられる区間でもあります。「ワイドー!(がんばれ!)」という島の人たちの声が、限界を超えた選手を前へ進めます。制限時間は13時間。
観戦者も一日中楽しめる大会。
選手でなくてもこの日の宮古島は特別です。
朝7時の前浜ビーチで一斉スタートを見届けた後、バイクコース沿いで伊良部大橋を渡る選手を応援し、午後はランコースの沿道へ。移動しながら何度も選手に出会えるのがこの大会の醍醐味で、応援ツアーも毎年組まれるほどです。
夜になるとランのゴールシーンが続きます。制限時間ぎりぎりまで走り続け、夜20時のフィニッシュラインを越える選手を見ていると、思わず目が潤む。
そんな声を毎年聞きます。
40回目の節目に連覇が生まれた。
2026年の大会では、男子は古谷純平選手(東京、34歳)が6時間25分10秒で2連覇を達成。女子は平柳美月選手(東京、33歳)が7時間32分13秒で同じく2連覇を果たしました。両選手ともアイアンマンのプロカテゴリーで世界に挑む現役アスリートです。今年の大会は潮流の影響でスイムでのリタイアが男女合わせて92人と厳しいコンディションとなりましたが、完走率は85%でした。
滞在する観戦者へ。
大会当日は市内各所で交通規制が入ります。バイクコースが宮古島一周のため、島内の移動に制限が生じる時間帯があります。車で応援に動く場合は、コース地図と規制時間を事前に確認しておくことを強くおすすめします。
また、翌日は表彰式がJTAドーム宮古島で開かれます。選手を身近に感じたい方は、表彰式も覗いてみてください。
宮古島で生まれる理由がある大会。
「なぜわざわざ宮古島でやるのか」と聞かれることがあるといいます。答えは、コースを走れば自然とわかります。スイムの透明度、バイクで渡る橋の景色、沿道の「ワイドー」の声。記録を狙いに来るトップ選手も、完走を目指すエイジグループも、この島だから戻ってくるリピーターが後を絶ちません。
40年続いてきた大会には、それだけの理由があります。